札幌チャレンジドでは、2021年度日本郵便年賀寄付金配分事業によって、札幌視覚支援学校でのパソコン講習とボランティア養成に取り組みました。
事業内容
- 視覚障がいの高校1年生2名に対して7回の継続的なパソコン講習を実施した。学校の先生もスキル習得の為に可能な限り見学した。
- 視覚障がいの小中学生へのパソコン体験会を計画したが、コロナによる緊急事態宣言及び蔓延防止措置が長期間の及んだ為、延期を繰り返し、実施できなかった。
- 視覚障がい者へパソコンを教えられるボランティアを養成するための研修会を13回実施した。コロナ対策に最大限配慮して実施した。
学校の評価等
- ICT活用に関わって専門的な知識・経験のある外部講師に講習をしてもらうことにより、生徒の興味・関心を高め、本校の自立活動の授業における指導・支援の一層の充実を図ることができた。
- 外部講師による授業を参観した教員のICT活用に関する指導・支援についての意識や指導技術の向上につながった。
- まん延防止の期間が延長されなければ、小中学生にも、パソコンを体験してほしかったのですが、また来年度以降にご相談させていただきたいと考えています。
成果
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札幌チャレンジドと札幌視覚支援学校が協働で取り組めたことは、先駆的な取り組みとなった。学校側の今後の継続への期待は、さらに大きくなっている。
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ボランティア養成についても、一年目は、まだ研修段階だが、今後、研修を継続し、最終的に学校現場でボランティアに携わることは先駆的である。
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ICT時代に視覚障がいの生徒がパソコンを活用した就職を目指せる社会を創ることは社会的ニーズに合致する。その為の生徒への講習を継続することは社会的意義が高い。
- 札幌チャレンジドが組織として取り組んだことで、継続してサポートできる体制作りを進めている。